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兵庫県立西脇高等学校 2年生

使っている僕たちだから考える。
どうしたら加古川線が良くなるかな、って。

兵庫県立西脇高等学校 2年生生田 暖陽さん(いくた はるや)
大前 好誠さん(おおまえ こうせい)
神月 海音さん(こうづき かいと)

加古川線の西脇市駅から北西へ徒歩で15分。住宅街にほど近く、緑豊かな場所にある、文武両道を掲げる西脇高等学校。終礼のチャイムの後、部活動へ、塾へ、それぞれの活動へと向かう生徒たち。その中から、ギター部に所属する仲良し3人組に、加古川線についてお話を伺いました。

兵庫県立西脇高等学校 2年生

皆さんは、どうしてギター部に入ったのですか?

生田さん:入学式の後、いろいろな部活紹介があったんですが、ギター部のインパクトが一番だったんです!

神月さん:とにかく演奏がすごくて。その先輩たちが「ギターを始めたのは高校に入ってから」と言っていて。初心者からでもあんなに弾けるようになるなら、自分にもできるかな?みたいな。

大前さん:その先輩の代は全国大会に出場しているので、僕ら2年生も今からがんばります!僕らはそれぞれ別のバンドを組んでいるんですけど、生田がギター、神月がベース、僕はカホンという打楽器をやっています。

兵庫県立西脇高等学校 2年生
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3人とも同じクラス?

生田さん:僕と大前は同じで、神月は別のクラスです。でも、部活以外でもこのメンバーで一緒にいることが多いかな。

通学などで加古川線を利用していますか?

大前さん:自転車通学圏内なので毎日は使いませんが、雨の日は利用しますね。あと、塾に行くのに週1回は。最近だと、夏休みに谷川駅から静岡まで行ってきました。

生田さん:お前、電車乗るの好きやもんなー!(笑) 僕は学校帰りにたまに乗ります。あとは遊びに行くときくらいですね。

神月さん:僕も休日、遊びに行くときに使うことが多いかな。この間は大阪のテーマパークに行きました。
ギター部の大会で、みんなで加古川線に乗って行ったこともありましたね。

生田さん:正直に言うと、学校帰りの時間と電車の時間が合わないんです。部活が終わるのが18時半。でも加古川線の電車は19時半過ぎにしかないから、どうしても時間がネックになる。

大前さん:それでも加古川線で通学している生徒は、谷川駅方面だと1クラス36人中3人くらい。加古川駅方面も入れると、クラスの半分くらいが加古川線を利用しているんですけどね。

兵庫県立西脇高等学校 2年生

加古川線の存続が危ぶまれている、という話は知っていましたか?

大前さん:知っていました。この学校で言うと、実際には、黒田庄駅や比延駅を利用している僕たちよりもさらに北の方(谷川方面)の生徒たちが困るんかなぁ、って。

生田さん:公共交通機関が本当にないので。その辺りに住んでいる野球部の友達がいますが、電車がなかったら自転車で学校まで1時間はかかるはず…。

神月さん:いや、もっとちゃう?1時間以上?部活の朝練習に参加するとなったら、めちゃめちゃ早く家を出なあかんと思います。

兵庫県立西脇高等学校 2年生

この先、加古川線はどうすればいいと思いますか?

生田さん:電車に自転車を乗せられるようになるかも、という話を聞いていて。それが実現すれば、西脇市駅から少し距離があるこの高校までの通学が楽になるだろうなと思います。

神月さん:加古川線のすべての駅でICOCAが使えるようになるといいな。機器の設置にお金がかかるとは思うけど…。あと、人が集まる施設を作るというのもいいかも!?俺ら、いつもこんな話してるよな!(一同、笑)

大前さん:今も1日1本だけお昼12時台に走っている、谷川駅~加古川駅の「直通電車」があるんですけど。途中の西脇市駅で乗り換えせずに行けるから便利で。この直通電車を増やしてほしいですね。いつも、谷川の方からおじいちゃんやおばあちゃんがたくさん乗っているんですが、スムーズに加古川に出れるようになると、お年寄りの方ももっと出かけたくなるんじゃないかな。

兵庫県立西脇高等学校 2年生
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最後に、加古川線沿線のおすすめスポットを教えてください。

神月さん:沿線に「日本へそ公園」っていう変な名前の場所があるんですよ(笑)。そこは駅自体もそうだし、スポットとしておすすめです。

大前さん:僕は、日本へそ公園駅から黒田庄駅に着くまでの田んぼのど真ん中を、電車が直線で進むところ!あそこの景色はいいなと思います。

生田さん:でも本数少ないから、電車に乗れなかったらおしまいやけど!(一同、笑)

大前さん:うーん、難しいよなあ。俺、結構真面目に考えてるんやけどなあ。

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なんだかんだ言いながらも、加古川線と関わる日々に愛着を持って話してくれた3人。彼らの毎日のために、未来のために。これから加古川線はどうあるべきか、何ができるのか。まだまだ考えていく余地はありそうだと強く感じました。

青春と電車は、永遠に止まりま線。